著者
千葉 耕司 遠藤 政博
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌 (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.1973, no.6, pp.1152-1155, 1973

活性アルミナ触媒の存在下,フェノールとメタノールとからヘキサメチルベンゼンを生ずる反応においてペソタメチルベンゼン,テトラメチルベンゼン類,トリメチルベンゼン類,ポリメチルフェノール類およびポリメチルフェノールのメチルエーテル類が副生した。これらの副反応生成物は原料中のメタノールの割合を減ずるか,もしぐは反応温度を下げるかすると増量した。また,ペソタメチルベンゼンもしくはテトラメチルベンゼンは本反応条件下ではテトラ-もしくはトリ-メチルベンゼンへ転化することなしにヘキサメチルベンゼンへ容易に転化した。フェノールがヘキサメチルベンゼンへ転化する主たる反応径路はつぎのとおりであるものと推察された。<BR>フェノール→2,6-キシレノール→2,4,6-,2,3,6-トリメチルフェノール→2,3,4,6-テトラメチルフェノール→ペンタメチルフェノール→ペソタメチルベンゼン→ヘキサメチルベンゼン