著者
千葉 耕司 遠藤 政博
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌 (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.1973, no.6, pp.1152-1155, 1973

活性アルミナ触媒の存在下,フェノールとメタノールとからヘキサメチルベンゼンを生ずる反応においてペソタメチルベンゼン,テトラメチルベンゼン類,トリメチルベンゼン類,ポリメチルフェノール類およびポリメチルフェノールのメチルエーテル類が副生した。これらの副反応生成物は原料中のメタノールの割合を減ずるか,もしぐは反応温度を下げるかすると増量した。また,ペソタメチルベンゼンもしくはテトラメチルベンゼンは本反応条件下ではテトラ-もしくはトリ-メチルベンゼンへ転化することなしにヘキサメチルベンゼンへ容易に転化した。フェノールがヘキサメチルベンゼンへ転化する主たる反応径路はつぎのとおりであるものと推察された。<BR>フェノール→2,6-キシレノール→2,4,6-,2,3,6-トリメチルフェノール→2,3,4,6-テトラメチルフェノール→ペンタメチルフェノール→ペソタメチルベンゼン→ヘキサメチルベンゼン
著者
千葉 耕司 卜部 周二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.80, no.5, pp.728-734, 1997-05-25
被引用文献数
10

自動車携帯電話方式では, システム的に間欠受信をしやすくする方法を採用し, 待受け時の低消費電力化を実現し, 大幅な待受け時間の拡大を果たしてきた. これは電源ON時間を少なくすることを基本として, システム上の設計およびその後のハードウェアの進展, また従来あまり検討されていない圏外状態での低消費電力技術の手法について, 携帯電話の低消費電力化に関する待受け制御技術について述べる.