著者
深田 剛毅 小松 郁子 鳥井 昭美 都築 廣久 田代 昌士
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.227-231_1, 1993-06-05 (Released:2009-12-11)
参考文献数
10

クロコウジカビに対するピラゾール誘導体21種の抗かび性とそれら化学構造との関連性を検討した. なお, 抗かび性は初期効力とその持続性で評価し, 比較化合物には4-クロロ-m-クレゾール (1) を用いた. その結果, ピラゾール骨格自体 (2), 及び3, 5-ジメチル体 (4) などの16種類のピラゾール誘導体には抗かび性は全く認められなかったが, 2種類のフェニル誘導体: 3-メチル-5-フェニル体 (11), 3, 5-ジメチル-4-フェニル体 (21) と3種類の含硫誘導体: 3-アミジノチオメチル-5-メチル体 (13), 3-メチル-5-ピラゾイルメチル-N, N-ジメチルジチオカルバメイト (14) 及び3, 5-ジメチル-4-α-チオフェニル体 (22) には抗かび作用が発現し, フェニル基と含硫基による置換効果が観察された. そこで, 化学構造と活性相関性についても議論した.