著者
酒井 俊行
雑誌
聖学院大学論叢 = The Journal of Seigakuin University (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.第32巻, no.第1号, pp.11-25, 2019-10-25

真逆に位置する2つのタイプの表現者平手友梨奈と川上奈々美を分析することによって,“黒い羊”問題を議論してみた。この二人の表現者は立ち位置は真逆であるが,実はその差は紙一重と思われる。にもかかわらず,一方が白で一方が黒。実際に社会で生起する“黒い羊”問題においても,白でも黒でもほとんどはっきりした差異は見られない。寸毫の差が白黒の分かれ目となってしまう。これが“黒い羊”問題の本質であり,それ故にここに独特の複雑性が醸し出される。
著者
酒井 俊行
出版者
聖学院大学
雑誌
聖学院大学論叢 = The journal of Seigakuin University (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.11-25, 2019

真逆に位置する2つのタイプの表現者平手友梨奈と川上奈々美を分析することによって,"黒い羊"問題を議論してみた。この二人の表現者は立ち位置は真逆であるが,実はその差は紙一重と思われる。にもかかわらず,一方が白で一方が黒。実際に社会で生起する"黒い羊"問題においても,白でも黒でもほとんどはっきりした差異は見られない。寸毫の差が白黒の分かれ目となってしまう。これが"黒い羊"問題の本質であり,それ故にここに独特の複雑性が醸し出される。