- 著者
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金子 勝司
東野 充成
村田 敦郎
- 出版者
- 共栄学園短期大学
- 雑誌
- 共栄学園短期大学研究紀要 (ISSN:1348060X)
- 巻号頁・発行日
- vol.24, pp.91-108, 2008-03-31
幼児向けのサッカー教室に子どもを通わせている保護者を対象に質問紙調査を実施した。サッカー教室に子どもを参加させることによって、子どもにどのような効果が得られたと感じているのか、保護者の視点を通したサッカー教室の教育的効果を以下の視点から明らかにした。その主な内容は、地域スポーツにおける子どもの人間関係、地域スポーツを通して子どもの社会化過程の分析等である。結果、子ども向けの地域スポーツ活動の場合、保護者の意味づけが子どもの参加や脱退、活動へのかかわり方に大きな影響を及ぼしていることがわかった。それは、ひいては子どもの発達や社会化にも影響を及ぼすということである。その意味で、今後、それぞれの活動が足りない部分を補っていくということが重要になるであろう。