著者
茂木 啓司 野澤 知世 鈴木 巧 中村 年希
出版者
行動経済学会
雑誌
行動経済学 (ISSN:21853568)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1-15, 2020 (Released:2019-12-02)
参考文献数
17

本論の目的は,奨学金が過剰に受給される原因を明らかにするとともに,それを解消するための施策について検討することである.高校生と大学生を対象に,奨学金の借入が必要な状況を想定した仮想的質問を含む質問紙調査を行ったところ,奨学金を借りる選択をした被験者のうち約42%は将来の破産リスクを過小に評価していた.さらに,奨学金申請フォーマットについて,毎年の借入金額を選択するもの,および選択肢を部分的に記入式にしたものの方が,実際の申請フォーマットよりも被験者の借入金額が有意に小さくなった.以上より,奨学金の過剰受給を解消するため,利用者に対して「延滞のリスクを強調すること」および「申請書類のフォーマットを変更すること」が有効であるといえる.
著者
鈴木 巧 柿本 益志
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
熱工学コンファレンス講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.39-40, 2013

A numerical study has been done for natural convection heat transfer in the joint part of a cylindrical thermal insulation structure with a metallic outer shell. If the joint is relatively narrow, the effect of natural convection which occurs inside the joint on the thermal insulation performance is small. Although the heat transfer rate increases as joint width becomes large, the increase in the heat transfer rate is less than 10 percent, even when the joint width is 10mm.