著者
鈴木 祐志 松永 敬子 長積 仁
出版者
大阪体育大学
雑誌
大阪体育大学紀要 (ISSN:02891190)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.80-94, 2007-03

本研究の目的は、ヴィッセル神戸が中核的な戦略として掲げているサッカースクール事業の満足度に注目し、特に「満足」と回答しているスクール生の保護者の分析をスクール別に進めることにより、プログラムのクオリティを維持発展させるための事業戦略を検討するための基礎的資料を得ることである。ヴィッセル神戸サッカースクールに所属するスクール生の保護者を対象に質問紙調査を実施した。質問紙調査は、972部を配布し、589部を回収、回収率は60.6%であった。各スクールごとに分析を行った結果、以下のプログラム改善点が示唆された。北神戸校は、能力にあった指導と積極的に取り組む姿勢。学園校は、コーチング全般。ウイング校は、技術の向上と自主性。玉津校は、我慢強さ。川西校は、サッカー全般・自主性。ニッケ校は、コーチング全般と自主性。小野校は、能力に合った指導と自主性が必要であった。