著者
小林 昭 鈴木 貴美 原 和弘 下元 泰治
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.17, no.35, pp.1-6, 1993-06-25 (Released:2017-10-06)

放射線環境下で使用される撮像デバイスにも高解像力が要求されるようになってきた。筆者らは、このニーズに応えるべく、2/3インチの耐放射線用MF(Mixe d Fie1d、MSと同義)高解像度カルニコン(製品No.N4182)を開発した。 N4182は、照射線量率で10^5R/hまで、総照射線量で10^8R以上まで信頼性の高いイメージングが可能である。また、この管は、高感度(0.15A/1x)、高解像度(走査面を6.6×8.8mm^2とした場合1150TV本)であるうえ、動作温度範囲が85℃まで、という優れた性能を持つものである。
著者
鈴木 貴美子 長江 美代子
出版者
日本赤十字豊田看護大学
雑誌
日本赤十字豊田看護大学紀要 (ISSN:13499556)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.133-144, 2012

統合的文献検討により友人関係のとり方とアイデンティティ確立の関係性について考察した。アイデンティティの確立がみられる青年は、他者への基本的信頼や関係調整能力が高く、友人に自己を表現するという共通点がみられるが、友人と密着している青年と、友人と関わることが少ない青年に分かれた。アイデンティティが確立できていない青年は、他者への基本的信頼感が低いことが共通で、他者からの評価懸念は低く友人との関わりが希薄である青年と、他者からの評価懸念や賞賛欲求が強く、表面的な形だけの友人関係を求めている青年に分かれた。自我の確立には自己の内面を表現することが重要であり、友人との関係の持ち方が表面的な青年は、本音で深く交流できる青年と比較すると、自己斉一性・連続性をもった主観的な自分と社会から見た自分との同一化の感覚が未熟である。この感覚は、表現することで自己を形づくり、友人の視線で自分を確かめながら確立されていく。