著者
三田 誠一 平野 裕弘 泉田 守司 長原 脩策
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.163-169, 1985

ディジタルVTRの小型化を図るため, 以下の基本技術を検討した. (1) 画像の相関の活用とDSVの制御によりNRZ符号のDC成分を抑圧した8-9変換変調方式, (2) 誤り検出符号をデータ中に分散配置し, ランダム誤り訂正能力を2桁向上した符号構成, (3) 面積記録密度10μm<SUP>2</SUP>/ビット前後のメタルテープの記録再生特性, などである.さらに, 家庭用VTRをべースにして8-6Mb/sのデータを1/2インチカセットに30分録画できるディジタルVTRを試作し, 上記技術の基本性能および小型化の可能性を明確にした.
著者
長原 脩策 小林 義和 信時 三郎 高木 俊彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.104-110, 1972-02-01
被引用文献数
1

同時式の単管カラーカメラを構成するには, 何らかの方法で撮像管面を多重化して使用することが必要である.多重化の方法としては, (1)位相多重, (2)周波数多重の2つがある.著者らはリレーレンズと2枚のストライプフィルターを用いた周波数多重化方式について開発を行なってきたが, さらに簡易化するために色分解フィルターを内蔵したFICビジコンを開発した.ここでは周波数多重化単管カラーカメラ方式の概要と, FICビジコンを用いて試作した新しいカメラについて記述する.