著者
長田 岳人 金子 新 諸貫 信行
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.819-820, 2008 (Released:2008-09-03)

分析システム等において微小液滴の輸送が求められている.そこで,本研究では親水および疎水材料の組み合わせによる濡れ性の勾配によって液滴を動かすことに着目した.液滴は疎水的な部分から親水的な部分に移動した.パターンのピッチが移動速度などに影響を及ぼすことが明らかになった.さらに,濡れ性の勾配を持つ基板上の液滴を他の基板と重ね合わせることにより,移動量および移動のタイミングを制御できることが示唆された.