著者
長谷 芳樹 橘 亮輔 阪口 剛史 細井 裕司
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.647-649, 2008-11-01 (Released:2017-06-02)
参考文献数
4
被引用文献数
2

近年,日本語単語及び単音節の聴取実験に「親密度別単語了解度試験用音声データセット(FW03)」(NII音声資源コンソーシアム,2006)が広く用いられている。しかし,FW03の音声レベルは等価騒音レベルが等しくなるよう校正されているため,特に単音節音声の聴感レベルが試験語ごとに大きく異なるという問題があった。そこで我々は,単音節音声について聴取実験によるラウドネス校正を行い,その校正値を公開することとした。実験の結果,必要な補正量は最大で12dBを超えていた。FW03の単音節音声を用いる際には,この校正値を適用することが望ましい。
著者
長谷 芳樹 橘 亮輔 阪口 剛史 細井 裕司
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.647-649, 2008-11-01
被引用文献数
2

近年,日本語単語及び単音節の聴取実験に「親密度別単語了解度試験用音声データセット(FW03)」(NII音声資源コンソーシアム,2006)が広く用いられている。しかし,FW03の音声レベルは等価騒音レベルが等しくなるよう校正されているため,特に単音節音声の聴感レベルが試験語ごとに大きく異なるという問題があった。そこで我々は,単音節音声について聴取実験によるラウドネス校正を行い,その校正値を公開することとした。実験の結果,必要な補正量は最大で12dBを超えていた。FW03の単音節音声を用いる際には,この校正値を適用することが望ましい。