著者
松川 真美 細川 篤 長谷 芳樹 長谷 芳樹 柳谷 隆彦 星野 裕信
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

MHzの超音波照射により骨中に生じる誘発電位について実験的検討を行った。その結果、10 kPa程度の超音波照射でも誘発電位が観測され、圧電性の存在が確認された。この結果は骨折治療に使用される低強度超音波法による治癒メカニズムに、圧電による電荷生成が関与する可能性を示唆している。またこの誘発電位は湿潤した骨でも観測されたほか、HApの配向量に依存しないこと、誘発電位の極性は部位に依存することを見出した。また、圧電FDTD法を用いて、超音波伝搬による骨中電界の空間分布推定を試み、骨折の有無によって、分布が大きく変化することを確認した。
著者
長谷 芳樹 橘 亮輔 阪口 剛史 細井 裕司
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.647-649, 2008-11-01 (Released:2017-06-02)
参考文献数
4
被引用文献数
2

近年,日本語単語及び単音節の聴取実験に「親密度別単語了解度試験用音声データセット(FW03)」(NII音声資源コンソーシアム,2006)が広く用いられている。しかし,FW03の音声レベルは等価騒音レベルが等しくなるよう校正されているため,特に単音節音声の聴感レベルが試験語ごとに大きく異なるという問題があった。そこで我々は,単音節音声について聴取実験によるラウドネス校正を行い,その校正値を公開することとした。実験の結果,必要な補正量は最大で12dBを超えていた。FW03の単音節音声を用いる際には,この校正値を適用することが望ましい。
著者
長谷 芳樹 橘 亮輔 阪口 剛史 細井 裕司
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.647-649, 2008-11-01
被引用文献数
2

近年,日本語単語及び単音節の聴取実験に「親密度別単語了解度試験用音声データセット(FW03)」(NII音声資源コンソーシアム,2006)が広く用いられている。しかし,FW03の音声レベルは等価騒音レベルが等しくなるよう校正されているため,特に単音節音声の聴感レベルが試験語ごとに大きく異なるという問題があった。そこで我々は,単音節音声について聴取実験によるラウドネス校正を行い,その校正値を公開することとした。実験の結果,必要な補正量は最大で12dBを超えていた。FW03の単音節音声を用いる際には,この校正値を適用することが望ましい。