著者
陣内 雄次 玉虫 彰一郎 上田 由美子
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.317-326, 2007-07-01

第一報に続き、宇都宮市におけるまちづくりへの子ども参画を進める上での課題を明らかにするために、様々な調査・分析を行った。昨年度からの結果を合わせると、子ども参画について未だ大人の側のコンセンサスが十分でないこと、現場で子どもたちを支援する大人が不足していること、様々な地域での子ども参画についての経験知が共有されていないこと等が明らかになり、今後の子ども参画推進へ向けて、具体的な施策展開をしていく上で多くのヒントが得られた。
著者
陣内 雄次 石崎 純子
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.79-85, 2003-04-01

第二次世界大戦後の欧米文化輸入に際して、子どもの自立を促すとして日本の家屋にも多く取り入れられた子ども部屋は、1980年代に入り子どもの犯罪における子ども部屋の悪影響がクローズアップされたことなどをきっかけに、犯罪の要因になるとして批判論が強まった。本研究では、栃木県上三川町および小山市における子ども部屋の使用状況と意識について調査を行い、子ども部屋の家庭と家族関係に及ぼす影響について分析した。
著者
陣内 雄次
出版者
宇都宮大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では、S応急仮設住宅(福島県いわき市)の集会所にて、月1回交流イベントを開催し参与観察によりデータ収集した。また、中越地震等過去被災地での現地調査を行った。26年度には子ども参画による復興コミュニティづくりのあり方を探求した。その結果、子ども参画のまちづくりには、大人のサポートが重要であることが分かった。加えて、復興まちづくり関係者が参画するシンポジウム等を開催した。今後の復興まちづくりでは被災地の経済的自立、多様な主体の交流の場の必要性が指摘された。平成27年度は、研究報告書を作成、研究成果のエッセンスをまとめたブックレット『私たちが、復興まちづくりで、できること。』も作成・印刷した。