著者
平石 育典 陳 麗 山口 光臣 小原 幸三
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.7, 2011

東日本大震災以降全国的に電力のピークカットや節電の必要性が求められている。これに対する方策の一つとして、家電製品のなかで常時電力を消費している冷蔵庫に着目し、一日の電力使用で供給力が逼迫する昼間帯に冷蔵庫の電源を切ることにより、「ピークカット」を行う。これに伴い冷蔵庫内の温度は上昇するが対策として、深夜帯の電力を使用して製氷した氷を使い庫内温度の上昇を抑制する。これにより、電力使用の「ピークシフト」も可能になる。また、古いタイプの冷蔵庫は、連続運転による電力消費が多いことから深夜帯の製氷専用として使用し、その後は停止することで連続運転による電力エネルギーの低減を図る。
著者
陳 麗蘭
出版者
広島大学大学院人間社会科学研究科
雑誌
広島大学大学院人間社会科学研究科紀要. 教育学研究 (ISSN:24360333)
巻号頁・発行日
no.1, pp.721-730, 2020-12-25

The purpose of this study is to review the previous studies in the integration of international faculty at Japanese universities. This paper begins with illustrating the research background, research purpose, and research focuses or questions. The paper then reviews previous studies relating to the integration of foreigners and international faculty based on migration theories. The main points include that the terminology of integration is originally from English, however, there exists no clear concept in this regard. In addition, the interpretation of integration varies considerably depending on the fields of scholars and professionals. The third part of this paper focuses on reviewing prior literature of international faculty at Japanese universities. Although a number of previous studies in the demographic characteristics, professional roles, and perceptions of international faculty have been conducted, the attention paid to the integration of international faculty is extremely limited. Based on the literature review above, the paper identifies major issues concerning the existing research and presents the author's definition of the integration of international faculty at Japanese universities.
著者
森 浩平 陳 麗婷 小田切 岳士 橋本 実夕 田中 敦士
出版者
一般社団法人 アジアヒューマンサービス学会
雑誌
Journal of Inclusive Education
巻号頁・発行日
vol.3, pp.25-37, 2017

現在の聴覚障害教育は、医療の発展を背景に障害の重度・多様化が進み、幼児児童生徒の実態も大きく変化している。また、聾学校に勤務する教員としての役割に加え、小・中学校等の教員への支援や通常学級等に在籍する幼児児童生徒に対する指導・支援といったセンター的機能も果たさなければならず、研修や研究等による幅広く高い専門性の習得が求められている。そこで本研究は、A県内の聾学校教員に質問紙調査を行い、聴覚障害教育に関する専門性の実態を明らかにし、今後必要な教育や研修等のあり方について検討することを目的とした。今回の調査により、聴覚障害教育に関する専門性について、年齢や経験で身につくだけではなく、免許保有の有無が興味・関心や能力特性の把握、理解力に即した指導等の専門性に関連があることが示唆された。