著者
上田 尚純 青野 正宏 田窪 昭夫 太田 賢 水野 忠則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. MBL, [モーバイルコンピューティング] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.99, no.50, pp.33-40, 1999-05-28
参考文献数
7

蓄積されたビデオを通信回線を介して高品質で送るための、アプリケーション層での工夫の一つとしてクライアント端末でのバッファ利用がある。送られてきたビデオデータをある時間分バッファに貯えてから表示することで、通信回線上で生じる遅延による揺らぎ、通信エラーによる表示の中断などを大幅に緩和ないし解消することができる。ハードウエアの高速化、廉価化で、クライアント側である程度の容量のビデオデータ用のバッファを持つことは問題でなくなってきており、バッファを利用することで、アプリケーション層での処理により、受信側のクライアントでの高品質でのビデオ表示が可能になる。この実現方法とシミュレーションによる評価結果を述べる。
著者
青野 正宏 小嶋 徹也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.9, pp.209-215, 2006-01-27

文字情報と異なり,一般に映像や音声の記録は,真実を表わしており,証拠能力もあるとされている.監視カメラの記録も映されたものは真実と考えられる.しかし,実際は編集やその他の手段で,事実と異なる記録を作り出すことが可能である.そのため,本稿で,監視カメラ記録を例に挙げ,乱数放送を用いて,撮影された時刻が正しいものであるか否かを証明する方法を提案する.Video and/or sound records are assumed to display truth and to be evidence of the event in general, but letters don't. Records of the watching camera are assumed to be true, too. However, really, it is possible to create the record of false event by the watching camera. In this paper we propose a method to proof filming time by random numbers broadcasting.