著者
養王田 正文
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.185-192, 2009-03-01 (Released:2011-06-27)
参考文献数
14

次世代シークエンサーがベールを脱いだのはごく最近のことであるが,一躍脚光を浴びる存在になっている.その成果はめざましく,生命科学の様々な分野に革命を起こしつつある.さらに驚くべきことに,その次世代シークエンサーを凌ぐシークエンサーの開発も進んでいる.ここでは,これらの次世代シークエンサーの原理を説明し,その能力と応用について紹介する.
著者
浜地 格 三原 久和 杉本 直己 養王田 正文 金原 数
出版者
京都大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2005

細胞機能を制御する生体機能シグナルは、物理シグナルだけでなく分子が担う化学シグナルが重要な位置を占める。具体的には、局所的な電位や温度、pHから金属イオン、アニオン種、有機小分子、糖類や核酸、脂質、ペプチド、タンパク質などが色々な局面で生体機能のデジタル情報を担っている。細胞内外の機能情報を網羅的に解析するために、このような非常に多様で複雑かつ微量な分析対象それぞれをハイスループットに検出・分析できるセンサーやプローブ、種々の材料を、人工小分子から核酸、ペプチド、タンパク質、ナノ構造体を基盤として開発することに成功した。