著者
馬渡 静夫
出版者
The Sessile Organisms Society of Japan
雑誌
付着生物研究 (ISSN:03883531)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.85-96, 1981-09-20 (Released:2009-10-09)
参考文献数
16
著者
馬渡 静夫
出版者
日本動物分類学会
雑誌
動物分類学会誌 (ISSN:02870223)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.41-44a, 1973 (Released:2018-03-30)
被引用文献数
1

1972年10月4日富士五湖の一つである河口湖にPectinatella magnifica(LEIDY)の多数の寒天質群体が浮游し,汀にうち上げられていることを確認した。地元では9月初め頃より多数浮き出して「淡水水母」と誤認されていたものである。本種は日本産のカンテンコケムシPectinatella gelatinosa OKAに群体などは似ているが,その体芽の周辺に碇型の棘を10数本有することで容易に区別される。もともとアメリカ東部の特産として知られ,1900年初順に中部ヨーロッパに運ばれた歴史があるが,今回の日本での出現も,近年の日米間の交流の急増と関係が深いものと思われる。この記録は東洋地区では初めてのものであり,アメリカでの発見から約120年後の出来事である。(第9回動物分類学会大会にて講演)
著者
馬渡 静夫
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.14, no.143, pp.638-642, 1965-08-15 (Released:2009-06-03)
著者
馬渡 静夫
出版者
日本動物分類学会
雑誌
動物分類学会誌 (ISSN:02870223)
巻号頁・発行日
no.9, pp.41-44,図1枚, 1973-10

1972年10月4日富士五湖の一つである河口湖にPectinatella magnifica(LEIDY)の多数の寒天質群体が浮游し,汀にうち上げられていることを確認した。地元では9月初め頃より多数浮き出して「淡水水母」と誤認されていたものである。本種は日本産のカンテンコケムシPectinatella gelatinosa OKAに群体などは似ているが,その体芽の周辺に碇型の棘を10数本有することで容易に区別される。もともとアメリカ東部の特産として知られ,1900年初順に中部ヨーロッパに運ばれた歴史があるが,今回の日本での出現も,近年の日米間の交流の急増と関係が深いものと思われる。この記録は東洋地区では初めてのものであり,アメリカでの発見から約120年後の出来事である。(第9回動物分類学会大会にて講演)