- 著者
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竹内 亨
坂野 遼平
馬越 健治
川野 哲生
神林 隆
武本 充治
松尾 真人
柿沼 隆馬
- 雑誌
- 研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC)
- 巻号頁・発行日
- vol.2013-CSEC-60, no.9, pp.1-8, 2013-03-07
脳活動に基づいて機器の操作を可能にする BMI (Brain Machine Interface) 技術を実環境に適用することを目指したネットワーク型 BMI プロジェクトにおいて、BMI 応用サービスを容易に提供可能なサービス基盤が必要である。そこで、エージェントの連携によってシステムを表現することで、状況に応じて適応的な振る舞いが可能なエージェントベース分散処理基盤を提案する。一般に、エージェントベースで構成されたシステムは、垂直統合で構成されたシステムに対して遅延が大きいため、実時間性がある BMI 応用サービスに適用できるのかが明らかでない。そこで、P2P エージェント基盤 PIAX 上に実証システムを構築し、実環境を想定したシミュレーションを行った。その結果、分散処理基盤上での遅延時間をおおむね 50ms 以下に抑えられていることが分かり、実現可能であることを明らかにした。