著者
境 隆二 高山 征大 加藤 宣弘 島田 智文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.405, pp.45-49, 2010-01-21

CELL REGZA^<TM>は、東芝がCell Broadband Engine^<TM>向けに開発してきたソフトウェア技術の集大成となるデジタルテレビである。CELL REGZAでは、Cell Broadband Engineの計算パワーを余すところなく引きだし、地デジ8チャンネル同時視聴、高速ザッピング、TIMESHIFT MACHINE^<TM>、超解像やノイズリダクションなどの高画質化機能をソフトウェアで実現している。高性能なソフトウェアを実現するには、アルゴリズムを最適化しプロセッサの演算器の利用効率が高くなるようにプログラミングする必要がある。本稿では、CELL REGZAの上記の機能を実現したマルチコアプログラミングの実際について説明する。
著者
高山 征大
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1019, pp.79-93, 2009-12-14

プロセサのマルチコア化が進むに伴い,組み込みプログラムの開発でも並列化の必要性が高まっている。そこで東芝は,並列プログラミング技術「Molatomium」を独自に開発した。同社の高機能テレビ「CELL REGZA」やノート・パソコン「Qosmio」のSpursEngine搭載モデルが,この技術を採用している。