著者
内田 直 高畑 隆 宮崎 伸一
出版者
日本精神神経学会
雑誌
精神神經學雜誌 = Psychiatria et neurologia Japonica (ISSN:00332658)
巻号頁・発行日
vol.104, no.12, pp.1242-1248, 2002-12-25
被引用文献数
1
著者
高畑 隆
出版者
埼玉県立大学
雑誌
埼玉県立大学紀要 (ISSN:13458582)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.129-134, 2012

精神障害者スポーツの経過と埼玉カンピオーネ活動を整理する。方法は参与観察法である。結果は2001年 バレーボールが全国規模で行われている。2008年フットサル大会が各地で開催される。埼玉カンピオーネは(1)地域の楽しみの交流大会、(2)県域の競技性、(3)県外への選抜チームがある。また、他の障害者との大会があり年間を通して隙間のない活動である。考察、埼玉県内の精神障害者フットサルは3層構造で推進され、リーグ戦を行っているのは埼玉県だけである。フットサルは自立的活動と共に、多様な人々とのコラボレーション活動で、精神障害者の健康増進、自立と社会参加で の地域づくりでもある。結論、フットサルは全国各地で開催され広域大会も開催される。埼玉カンピオーネは地域の精神障害者リハビリテーションとして地域交流大会、県域リーグ戦、選抜カンピオーネ活動がある。精神障害者も市民として多様なスポーツ大会を選べ、結果として社会統合活動になる。
著者
高畑 隆
出版者
埼玉県立大学
雑誌
埼玉県立大学紀要 (ISSN:13458582)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.117-123, 2001

現在の障害者施策は、共生による'つながり'の社会に向け、障害のある人も障害のない人も同等に生活できる社会を目標としている。ここでは、エンパワメントとエンパワメントを促進するシステムとしての社会福祉法を考える。エンパワメント促進には、障害の構造的な理解が必要である。それにより専門職だけではなく障害のある人も、より良く障害を理解することができる。そして、専門職は、本人が主体者として自らの人生を歩めるよう、本人の様々な権利を意識した関わりが必要である。自立生活支援は、セルフヘルプグループと権利擁護の視点が基本である。セルフヘルプグループは、共生の社会づくり、社会連帯へのネットワークづくりである。権利擁護は、権利擁護システム、成年後見制度などでエンパワメントを支援する。これには、本人中心の人生支援、本人中心の'つながり'づくりの支援、本人の組織づくり、行政計画への本人参加がある。
著者
高畑 隆
出版者
埼玉県立大学
雑誌
埼玉県立大学紀要 (ISSN:13458582)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.79-84, 2009

患者には体験者でないと分からないことがある。そして、患者の体験は仲間の患者に役立てられている。患者・家族会では、相互支援のピアサポート機能がある。そこで、患者の体験を重視した活動について整理した。患者の体験重視の視点には、上田敏の体験的知識、IL運動の視点、セルフヘルプグループの視点、人間性心理学、クライエントセンターがある。即ち、患者にも力がある。そして、患者の体験は、仲間への相互支援で重要な役割、ピアサポート機能がある。このピアサポートは、5つの機能に整理することが出来た。
著者
高畑 隆
出版者
埼玉県立大学
雑誌
埼玉県立大学紀要 (ISSN:13458582)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.151-159, 2006

1999年当時、全国規模の精神障害者スポーツ競技大会は実施されていなかった。そこで、日本精神保健福祉連盟は1999年全国規模の調査を行い、2000年には啓発セミナーを実施した。翌、2001年第一回全国障害者スポーツと同時に第一回精神障害者全国バレーボール大会を開催することができた。その後、第二回全国障害者スポーツ大会ではオープン競技として精神障害者スポーツを開催できた。連盟は、全国大会開催予定都道府県で精神障害者スポーツセミナーを開催し、精神障害者のスポーツ振興と啓発活動を行ってきた。その後、全国大会予選会として8ブロック大会の開催を推進した。また、全国障害者スポーツ大会開催県等では、精神障害者スポーツを推進する県組織づくりの支援を行った。全国障害者スポーツ大会第三回静岡県、第四回埼玉県、第五回岡山県の大会ではオープン競技として開催されている。第六回の兵庫大会では、開会式に精神障害者が行進を行い、皇太子の前を笑顔で行進した。そして、2008年第八回大分大会では、団体種目バレーボールとして精神障害者が正式競技として行われることが決定した。
著者
高畑隆
雑誌
精神医学
巻号頁・発行日
vol.45, pp.299-302, 2003
被引用文献数
1