- 著者
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勝野 剛太郎
津村 眞
國土 泰孝
村岡 篤
鶴野 正基
- 出版者
- Japan Surgical Association
- 雑誌
- 日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
- 巻号頁・発行日
- vol.64, no.10, pp.2378-2383, 2003-10-25 (Released:2009-03-31)
- 参考文献数
- 10
- 被引用文献数
-
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1992年3月より2001年8月までに胸腔鏡手術を行った自然気胸症例88側(81例)を対象とし術前検査(CT,胸腔造影)所見をもとに術後再発との検討を行った.術前胸部CT,胸腔造影が各82側, 41側(air leak持続例: 25例)に行われた.術後再発は8側(9.1%)でそのうち3例に対しVATSにて再手術を施行,いずれの症例もブラの新生を認めた.検討の結果,残念ながらいずれも統計学的に有意な所見に乏しくVATS術後再発の危険因子を術前に予測することは現時点においては困難であると考えられた.しかし,その一方で胸腔造影はair leak部位の局在を確認するという意味において重要であることも明らかになった.