- 著者
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中村 俊哉
中島 義実
倉元 直樹
中村 幸
Antartika I Kadek
- 出版者
- 福岡教育大学
- 雑誌
- 福岡教育大学紀要. 第四分冊, 教職科編 = Bulletin of Fukuoka University of Education. Part IV, Education and psychology (ISSN:02863235)
- 巻号頁・発行日
- vol.54, pp.223-240, 2005-02-10
福岡,沖縄,インドネシアのバリ島地区,インドのベンガル地区の4地域において,国際比較のための死生観尺度を用いて調査を行い,これらの尺度の英文,インドネシア語における信頼性を検討するとともに,4つの地域の間の死生観の比較を行った。その結果,魂の行方を決めるもの,祖先との対話などでは,大きな地域差があった。死者,祖先への働きかけは日本で高く,神への働きかけはバリ島,ベンガルで高かった。また輪廻観などはゆるやかだがヒンドゥー地域の方が高かった。同じヒンドゥーでもベンガルとバリ島の間には,様々な差(たとえば神との合体や魂の消滅について)があった。