著者
Baldwin Timothy 岡崎 篤 徳永 健伸 田中 穂積
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.351, pp.17-24, 2001-10-10

本研究では, Senseval2の対訳対検索タスクにおいて、2つの全く異なった検索手法を紹介する。1つ目の手法は表層的類似に基づくもので、文字列を文字バイグラムの集合として扱う。2つ目の手法は構造的類似をもととしたもので、構文解析木および概念的類似を用い文字列間の類似度を計算する。さらに、この2つの手法を組み合わせるハイブリッド手法も提案する。評価実験では、単純でありながらも、表層的類似度計算法が構造的計算法より勝ることを明らかにし、全体ではハイブリッド手法が再優良であることを実証している。