著者
藤本 昌代 Masayo Fujimoto
出版者
同志社社会学研究学会
雑誌
同志社社会学研究 = The Doshisha Shakaigakukenkyu (Doshisha review of sociology) (ISSN:13429833)
巻号頁・発行日
no.25, pp.17-44, 2021-03-31

本研究は新型コロナウイルスによるパンデミックのもと、日本での第1波直後に私たちがおかれた就業状況について企業組織を中心に調査・分析を行ったものである。本稿で用いるデータは2020年4月実施の全国大企業を中心とした調査、同年5月実施の京都市中小企業調査、同年7月実施の中小企業経営者へのインタビュー調査である。分析の結果、危機的状況では企業規模が小さくなるほど耐性が低く、反対に企業規模が大きくなるほど組織内コミュニケーションの齟齬による混乱が大きくなることが明らかになった。