- 著者
-
松本 吉央
小笠原 司
Zelinsky Alexander
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
- 巻号頁・発行日
- vol.99, no.450, pp.9-14, 1999-11-20
- 参考文献数
- 11
- 被引用文献数
-
9
高度なヒューマンインターフェースを構築するには,システムが人間を観察し,その意図や注意を認識することが必要となる.人間の目や顔の動きは,意図や注意と関係が深いため,この動きを計測することができれば,高度なインターフェースの構築へつながる.本稿ではこのような目的で開発した,人間の顔と目の動きを検出するシステムについて述べる.本システムでは,通常のカメラ(2台)と画像処理ボードを利用しており,(1)完全に非装着型である,(2)完全に受動型である,(3)リアルタイムで計測が行える,(4)顔の位置・姿勢と視線の方向が同時に計測できる,という特徴がある.