29 0 0 0 OA 本草綱目

著者
(明)李時珍//撰, (明)李建中//図
出版者
胡承竜
巻号頁・発行日
1590

本資料は各冊に「[久寿堂]本草綱目」と刷られた題箋が貼られており、冊1冒頭に「函碕文庫」「故榊原芳埜納本」「東京図書館蔵」の諸印がある。函碕文庫は幕医田沢仲舒(なかのぶ、?-1850)の文庫で、冊27の末尾に仲舒の識語がある。上記印と識語から、本資料は田沢仲舒が幕府医学館の館主を代々勤めた多紀家に献呈(題箋はその折、『本草綱目』の最良本という久寿堂本にあやかって貼付したらしい)、のち榊原芳野を経て東京図書館(当館の前身)に移ったとわかる。『本草綱目』の初版本は冊1の「輯書姓氏」欄に「金陵後学胡承竜梓行」と記すので「金陵本」と呼ばれるが、本資料の同欄にはこの字句が存在するので、金陵本に間違いない。ただ、本文に8丁分の補写がある。この金陵本は伝本が少なく、現存の完本(多少の補写を含む)は世界で7点だけだが、うち4点が日本にある。所蔵館は、1.国立国会図書館(本資料)、2.東洋文庫、3.公文書館内閣文庫、4.東北大学附属図書館狩野文庫。(磯野直秀)

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「本草綱目」は伝統医学概論と漢方の授業で題名程度は触れたけれど。今は国立国会図書のデジタルコレクションが充実していて沼に嵌りそうになる。https://t.co/fXDCZhcNok
あっ(´ω` フ『本草綱目』! https://t.co/8I4uAdJJOk
古い絵入りの代表的な辞典(事典)。 1.『本草綱目』(明)李時珍、1596年 https://t.co/VxzeSatK0V 2.『三才図会』(明)王圻、1609年 https://t.co/H9L1Ygz8NM 3.『訓蒙図彙』(日本)中村惕斎、1666年 https://t.co/oFljfrKsry 4.『和漢三才図会』(日本)寺島良安、1712年 https://t.co/J9SQir6DTu
@inoinowanko @onoyuji_daye ・金陵本  https://t.co/J5vEb0cMPO ・江西本 万暦31年  https://t.co/vsFopiuLWl ・武林蔚起本 崇禎13年  https://t.co/DVkOisZvTa せっかくチラシがあるので、他の本についても少し。 「本草図譜」きれいです。 「常用漢方処方分量集」尾張藩藩医浅井貞庵の「方彙口訣」の処方を現代的な
本草綱目 - 国立国会図書館デジタルコレクション https://t.co/S4mgii0O8R
@bimacha @suanjiang 本草綱目(ほんぞうこうもく)???https://t.co/ejdb79OdHK
国立国会図書館デジタルコレクション - 本草綱目 http://t.co/lR9l5lq0KB
“国立国会図書館デジタルコレクション - 本草綱目” http://t.co/p2HrxpWas7
蠱毒については本草網目にあたってください。国立国会図書館デジタルコレクション - 本草綱目 http://t.co/foc6x92OTx
いまは本草綱目くらいの資料は、手元になくてもある程度は参照可能なので大変に素晴らしい未来と言わざるを得ない。http://t.co/OLuySGAYEG
オフラインの本草綱目データはうちにも RT @04_17 『本草綱目』などは国会図書館のサイトで http://t.co/0Hya3Bwdti RT @d_davinci 江戸の「ガーデニング」は世界一! | ダ・ヴィンチ電子ナビ http://t.co/ySvSHpE5Dj
興味深い。『本草綱目』などは国会図書館のサイトで閲覧できる。 http://t.co/j77tXVrSFC RT @d_davinci 江戸の「ガーデニング」は世界一! 時代小説から見る、花のお江戸の百花繚乱 | ダ・ヴィンチ電子ナビ http://t.co/QyHFyOLihL

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