- 著者
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丹洲<栗本丹州>//〔画〕
- 出版者
- 写
幕医栗本丹洲(1756-1834)の魚介譜のうちの1点。軸1は「鯛」の名がつく魚、計79品。本物のタイの類は少なく、コブダイ(ベラ科)やイシダイ(イシダイ科)などが大半を占める。軸2はアジの類、トビウオやサワラ、サバ・カツオ・マグロの類、計49品。両軸の合計128品で、うち約半数が『衆鱗図』『衆鱗手鑑』の転写である。この両軸には『魚譜』り二-3本と同じ図が多出し、り二-3本が本資料からも転写したことがわかる。:『蛸・水月・烏賊類図巻』『魚譜』(り二-3)解題参照(磯野直秀)