著者
岩本 廣美 板橋 孝幸 河本 大地
出版者
奈良教育大学次世代教員養成センター
雑誌
次世代教員養成センター研究紀要 = Bulletin of Teacher Education Center for the Future Generation (ISSN:21893039)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.97-106, 2021-03-31

奈良県南部山間地域の野迫川村では、統廃校後の小学校空き校舎がすべて現存している。本研究の目的は、統廃合の経過や空き校舎の状況を明らかにしたうえで、空き校舎を地域の「生き証人」と捉え、主に野迫川小学校の教育課程及び社会科副読本の検討を踏まえたうえで地域学習の教材として活用していく視点を明らかにすることである。研究の結果、野迫川村では1960年代以降段階的に小学校の統廃合が進み、10校の空き校舎のうち2校が放置されているものの、8校は利活用されていることが明らかとなった。社会科副読本では、統廃合前の学校や地域の様子を簡単に紹介しているとはいえ、児童に空き校舎の地理的・歴史的背景に注目させることで、より深化した地域学習になると考えられる。

言及状況

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#廃校の日 。 岩本廣美・板橋孝幸・河本大地(2021): 「奈良県南部山間地域における小学校統廃合後の空き校舎の利活用状況と地域学習への活用 ―奈良県野迫川村の事例を中心に―」 https://t.co/bK2tCAA6Gt https://t.co/V2qSBjkHBs
「奈良県南部山間地域における小学校統廃合後の空き校舎の利活用状況と地域学習への活用 - 奈良県野迫川村の事例を中心に -」 https://t.co/12jHzZcYVY

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