著者
豊田 弘司
出版者
奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
教育実践総合センター研究紀要 (ISSN:13476971)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.7-10, 2006-03-31

本研究の目的は、大学生の自尊感情と自己効力感が、これまでの随伴経験及び非随伴経験の程度によって規定されるか否かを検討することであった。476名の女子大学生に、牧ら(2003)が開発した主観的随伴経験尺度を実施した。被調査者には随伴経験・非随伴経験尺度の各項目に対する6段階評定を求め、自尊感情及び自己効力感尺度についても同じように評定を求めた。随伴経験及び非随伴経験を説明変数、自尊感情もしくは自己効力感を目的変数とする重回帰分析の結果、自尊感情は随伴経験及び非随伴経験尺度の評定得点によって21%が説明でき、自己効力感についても12%が説明可能であった。この結果は、両経験によって自尊感情及び自己効力感が規定される可能性の高いことを示すものとして解釈された。

言及状況

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随伴経験と非随伴経験の量が自尊感情や自己効力感に大きく影響するという研究 確かに成功体験を多く積んでる人は、何事に対しても積極的な傾向がある気がする https://t.co/iKG2zMekNG

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