著者
池島 徳大 松山 康成
出版者
奈良教育大学大学院教育学研究科専門職課程教職開発専攻
雑誌
奈良教育大学教職大学院研究紀要「学校教育実践研究」 (ISSN:18836585)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.21-29, 2014-03-28

本研究では、現在米国で取り組まれている生徒指導システム(PBIS: Positive Behavioral Interventions and Supports)を参考に、日本の学級で規範意識を高めることのできる開発的生徒指導プログラムを試行的に策定し、そのプログラムの効果等について検討した。実践では、学級児童が相互に認め合うことのできる支援ツールとして、ユニバーサルスタジオジャパンが従業員のホスピタリティ(親切なおもてなし)の向上を図る独自の試みとして開発した "HAND IN HAND" を導入し、居心地のよい学級にしていくためのルールづくりを、 "PBIS プログラム" を参考に子どもたちに作成させた。効果測定には、学級集団の特質を測定する「Q-U(河村,2000)」と、質問紙調査を実施した。その結果、学級の「承認」「被侵害」の改善が確認された。また質問紙調査からは、学級児童相互の関わりの増加と、規範意識の向上が見出された。

言及状況

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池島徳大・松山康成(2014)学級における規範意識向上を目指した取り組みとその検討 https://t.co/Jya1TAtdro 論文を書くことは科学との対話が生まれることというのをはじめて実感した論文です。
明日のセミナーの資料つくってます。 「(1月8日)ルールと望ましさの狭間で」 https://t.co/iLI7qJNm6v そういえば,2本目に書いた論文のテーマが「規範意識」。 https://t.co/Jya1TAtdro これは結構初期から取り組んできたけど,仲間と共有したことがない。 それを明日克服したいと思います。
スペースでお話した初めて学級で実践したポジティブ行動支援の実践論文ですー。 学級における規範意識向上を目指した取り組みとその検討 -"PBISプログラム"を活用した開発的生徒指導実践- https://t.co/PamfDDrMQ5

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