著者
和田 充紀 堀 ひろみ 廣島 幸子 根塚 明子
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.57-64, 2017-03-15

高等学校における,特別支援教育の支援体制や連携の現状を把握するため,特別支援教育コーディネーターを対象として質問紙調査をした。その結果,校内における支援体制の整備はすすめられているが,特別支援教育に関する研修や制度化が進む「通級による指導」などの情報は不足していること,また,在学中の発達障害等の生徒の指導や支援に直結する連携や情報交換と比較して,進学・就職先との連携は少ない現状が明らかになった。発達障害等の生徒の連続性のある支援のためには,高等学校における学校全体での特別支援教育への理解と支援体制の整備,関係機関との円滑な連携が求められる。

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和田 充紀・堀ひろみ・廣島幸子・根塚明子 (2017)「高等学校における特別支援教育体制および入学から進路までをふまえた連携に関する研究 : 特別支援教育コーディネーターを対象とした質問紙調査を通して」『富山大学人間発達科学部紀要』11巻2号, P57-64 https://t.co/PU03c3vZuk

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