著者
水野 真理子
出版者
富山大学ヘルン(小泉八雲)研究会
雑誌
ヘルン研究
巻号頁・発行日
vol.4, pp.28-40, 2019-03-31

アメリカにおける日本表象の系譜について考察する際には、ハーンの日本関連著作の検討は避けられないだろう。それと同時に、近年注目を集めている女性作家エツ・スギモト(杉本鉞子)による『武士の娘』(A Daughter of the Samurai)(1925)を代表作とした彼女の数々の作品も、分析対象にする必要があると思われる。そこで、両者の作品を日本表象の観点から比較し、類似点、および相違点などを確認したい。さらにハーンとスギモトがアメリカの作家や後に続く日本文化論者に、どのように評価されたのかを探ってみたいと思う。そして、そこで得られた結論を、今後の日本表象の系譜考察の一助としたい。

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ハーンとエツ・スギモト:日本表象の系譜を探って - 富山大学学術情報リポジトリ https://t.co/1vqzSqsgck

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