著者
西村 優紀美
出版者
富山大学保健管理センター
雑誌
学園の臨床研究 (ISSN:13464213)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.29-43, 2013-03

平成24年度富山大学公開講座では、東日本大震災で被災された方々、そして、震災直後から緊急支援に当たった方々を講師として招き、「東日本大震災緊急レポートから―今、必要な発達支援を考える」をテーマに開催した。ここでは、二人の方の講話を紹介する。一人は石巻市雄勝町在住の徳水利枝氏で、もう一人は石巻市の中学校で教員として勤務していた佐藤かつら氏である。共に、ご家族を津波の被害で亡くされている。我々にできることは非常に少なしこの事実にどう向き合えば良いのか分からず途方に暮れるばかりである。しかし、被災された方々の話に耳を傾けることはできる。思い出を語り、意味の再構成という心の作業に、寄り添うことならできるかもしれない。想像を超える真実に圧倒されながらも、だだ聴くしかできない、その無力感を感じつつ、ここに講演記録を記す。

言及状況

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「一人は石巻市雄勝町在住の徳水利枝氏、 もう 一人は石巻市の中学校で教員として勤務していた佐藤かつら氏…。 宮城県ここねっと発達支援センタ一理事長である佐藤秀明氏から、 「砺波のチューリップを大川小学校跡地に咲かせたい」…」 https://t.co/LGfKVUhQLX

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