- 著者
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常盤 祐司
- 出版者
- 法政大学情報メディア教育研究センター
- 雑誌
- 法政大学情報メディア教育研究センター研究報告 (ISSN:18807526)
- 巻号頁・発行日
- vol.32, pp.33-44, 2018-06-01
米国Instructure社が提供している授業支援システムCanvasは、米国とカナダの大学における基幹LMSの2016年の新規導入案件において、77%ものシェアを獲得した。このCanvasは第三世代のLMSとも言われておりクラウドやスマートフォンを前提として開発されている。日本におけるCanvasの導入実績は現時点では少ないが、米国の状況を踏まえると今後導入が進むことが予想される。筆者は日本IMS協会の活動を通じ、Instructure社との関係を深め、Canvasを試験的に利用することができ、さらに公開されている情報からCanvasに関してある程度の知見を得られた。本稿では、(1)日本の大学での利用、(2)日本版NGDLEの学習プラットフォームとしての利用、(3)教育支援システムに関する研究・開発のプラットフォームとしての利用について、それらの可能性を評価することを研究課題として調査を行った結果について報告する。