著者
行松 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.75, no.6, pp.615-623, 1992-06-25

21世紀の広帯域ISDNを実現するためには、現在の千倍以上の情報量を扱える交換システムが必要になるだろうと言われている。それを電子技術だけで実現するのはとうてい不可能であり、光交換に対する期待が次第に高まりつつある。光機能デバイスの研究もこのところ進展が目覚ましく、システム・デバイス両分野で光交換の研究が盛んになってきた。本稿は、本格化し始めた光交換の研究について、システムサイドからその動向を紹介する。幅広い分野の研究者に光交換に対する興味を持って頂くと共に、デバイス研究者にシステムを理解して頂くことを主なねらいとした。

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