著者
北島 英樹 武田 篤 KITAJIMA Hideki TAKEDA Atsushi
出版者
秋田大学教育文化学部総合教育実践センター
雑誌
秋田大学教育文化学部教育実践研究紀要 (ISSN:13449214)
巻号頁・発行日
no.29, pp.35-44, 2007-05-01

自閉症では,他者の指示に従い,与えられた課題をこなすことができるが,自らの要求や判断を介在させた生活を送るのが難しいことが指摘されてきている.したがって,自閉症の教育では,早くから主体性の確立に向けた支援を行っていくことが求められている.今回,この取り組みのひとつとして,ことばのない自閉症の児童に,VOCA(Voice Output Communication Aid : 音声出力型コミュニケーション装置)を活用することによって,自己の要求を積極的に伝えられるようになる支援を試みた.その結果, VOCAの使用によって,自分の要求を相手に伝えられるようになっただけでなく,集会の司会進行を努められるようになるなど,それまで苦手としていた集団での学習にも意欲的に取り組むようになった.本研究では,1年半にわたる学校と家庭でのVOCA指導の経過について報告するとともに,その有効性について検討する.

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