著者
小林 茂
出版者
札幌学院大学総合研究所 = Research Institute of Sapporo Gakuin University
雑誌
札幌学院大学心理学紀要 = Bulletin of Faculty of Psychology Sapporo Gakuin University (ISSN:24341967)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.1-11, 2021-02-26

本論では,日本におけるgifted という語の理解と社会的受容の問題の考察をおこなった。 日本の教育や福祉などの支援機関では高い知能の子どもの適切な支援や支援体制がなされていないことや,生きづらさの問題も懸念されている。そのためアメリカのギフテッド教育が注目されるようになった。だが,日本において才能教育に「ギフテッド」という用語を使用することは適切かが問われる。こうしたことから,gifted やtalented の語にある文化的な背景を語の使用の歴史と元にある言説と影響史を追うことで考察を行った。

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#ギフペース 共有資料 GiftedとTalentedの発祥は、聖書の中のマタイによる福音書25章14〜30節の『「タラントン」のたとえ』にあります。 タラントンとは神から与えられた賜物であり、talentの語源でもあります。今でいう貨幣・通貨価値にあたります。 https://t.co/PH0Pfg2Ain

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