著者
比樂 憲一
出版者
福岡教育大学大学院教育学研究科教職実践専攻
雑誌
福岡教育大学大学院教育学研究科教職実践専攻(教職大学院)年報 = Bulletin of Fukuoka University of Education Graduate School of Education Division of Professional Practice in Education (ISSN:21860351)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.119-126, 2015-03-23

本研究では,小学校 4 年「もののあたたまり方」の学習において,概念生態系の視点を援用することで, 単元前後の学習者の概念の実態を分析した。そして,実践した授業が,「もののあたたまり方」における科学的な概念の適用者数および受容者数を増加させ,それ以外の概念の適用者数および受容者数を減少させる上で,効果的であることを明らかにした。また,その 効果をもたらした要因として,本実践における以下の 2 点が挙げられることが示唆された。 (1) 単元学習前に,物質の状態の特徴に関する情報を先行して与えた後,もののあたたまり方を捉えさせる。(2) 水および空気のあたたまり方(対流)の指導において,あたたまり方の過程と結果を明確 にして捉えさせる。ここから,学習者の科学的な概念構成を促すために,必要な情報を先行的に導入したり, 自然の事物・現象や自然についての考えを時系列で具体的に表現させたりする指導の重要性が示された。

言及状況

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子どもが理科学習にどのようなアイデアを持ち込んでくるか,事前に知っていることはとても重要だと思う。 例えば,第4学年「水の温まり方」なら,こんな感じ。 https://t.co/RyseUE1sas https://t.co/r9nFUnMgpM

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