著者
一丸 禎子
雑誌
人文 (ISSN:18817920)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.87-106, 2009-03-28

本論は学習院大学から申請した科学研究補助金(平成20 年度)によりデジタル化されることになった日本の「マザリナードコレクション」をインターネット上で次世代型の人文科学研究のコーパスとして構築するための方法を考察する。初めに近年の人文科学研究をとりまくWeb 環境の例として、フランス語圏の電子図書館、研究用サイトの歴史的発展の経過を分析し、新しい技術を応用して、より開かれた形態での共同作業が今後の人文科学研究を活性化することを確認する。つぎにその分析結果を生かしつつ、具体的事例として「マザリナードコレクション」をコーパスとしてWeb 上に公開することの意義および人文科学研究への貢献を考察する。

言及状況

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フランスの電子図書館(ガリカ・Gallica)ついて日本語で書かれている資料を読みたい。 特に、著作権保護期間内の資料の提供について書かれている資料が知りたい。

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