著者
齋藤 経史 中務 貴之 茶山 秀一
出版者
科学技術政策研究所 第1調査研究グループ
巻号頁・発行日
2011-03 (Released:2012-03-14)

本調査〔アカデミックキャリアパスの実態把握のための調査〕では、同一機関内の内部昇格を含む研究職歴における研究環境・権限、任期の有無および状態、研究者としての独立の自覚を調査した(有効回答4,456, 回収率66.3%)。研究環境・権限は総じて「発表論文の責任者」「担当課題の予算作成・執行の実質的な責任者」「特定の部下(大学院生)の指導の責任者」「研究グループの予算作成・執行の実質的な責任者」「独立した研究室」の順に拡大していくこと、これら5つの権限を満たしたPI(Principal Investigator)は研究者のうち36%であることが確認された。加えて、1950年代生まれの世代と1970年代生まれの世代を比較すると、研究環境は概して改善していることが示された。

言及状況

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齋藤経史・中務貴之・茶山秀一(2011). 我が国の大学・公的研究機関における研究者の独立の過程に関する分析 -研究職歴と研究権限についての大規模調査- 科学技術政策研究所 第1調査研究グループ, 以下省略 http://t.co/mdPzXnQ9gY

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