著者
津田 恭充 ツダ ヒサミツ Tsuda Hisamitsu
出版者
大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
雑誌
対人社会心理学研究 (ISSN:13462857)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.71-76, 2015

これまでの研究で,曖昧さに対する非耐性がパラノイアの素因であることが示唆されている。曖昧さに対する態度には、従来から議論されているネガティブな態度以外にポジティブな態度も存在するが、後者についてはパラノイアとの関連がまだ明らかでない。そこで本研究では,大学生197名を対象に、曖昧さに対するいかなる態度がパラノイアの素因となりうるのかについて検討を行った。パラノイアの指標として、青年期によくみられるパラノイア的な自己関係づけを測定し、曖昧さへの態度を「曖昧さの享受」、「曖昧さの受容」、「曖昧さへの不安」、「曖昧さの統制」、「曖昧さの排除」の5つの側面から測定した。構造方程式モデリングの結果,曖昧な事態に対して不安を覚える「曖昧さへの不安」や、情報収集などによって曖昧さを統制しようとする「曖昧さの統制」がパラノイアと関連していることがわかった。これは、曖昧さに対するネガティブな態度がパラノイアの素因であるという先行研究と一致する結果であった。

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こういう社会心理学の研究に基づいて、まずターゲットにエアリプや仄めかしというものに慣れさせて『曖昧さの統制』等をさせて統合失調症を発症させる実験をやってるわけ?→  曖昧さへの態度とパラノイア 津田恭充 対人社会心理学研究 https://t.co/fnxlHnMoDj
“パラノイアの強い者は、曖昧な状況を恐れるがゆえに、そうした状況に直面した際に十分な手がかりがないままに判断を行い、それがパラノイアへとつながっている可能性が考えられる。”曖昧さへの態度とパラノイア 津田恭充 対人社会心理学研究 https://t.co/fnxlHnMoDj
めっちゃ面白い。曖昧さへの態度とパラノイアについて。たぶん私はパラノイア。享受、受容、不安、統制が高くて、排除が低い。ちゃんと見てないけど受容と享受が負の相関では無く不安と統制だけがパラノイアの素因ならそう。 https://t.co/UzdiZ9WSKj

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