著者
村崎 恭子
出版者
北海道大学大学院文学研究科
雑誌
サハリンの言語世界 : 北大文学研究科公開シンポジウム報告書
巻号頁・発行日
pp.71-84, 2009-03-08

The Ainu language can be divided into three main dialect groups: Hokkaido Ainu (HA), Sakhalin Ainu (SA), and Kuril Ainu (KA). It is generally considered that the Ainu number system is based on a vigesimal system. However, as far as modern SA is concerned, a decimal system is used. This paper gives actual examples from the available materials and compares them with KA and HA. I hope to consider the relevant linguistic changes and historical background with everyone here.

言及状況

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アイヌ語の文法書で最も包括的なのが佐藤氏の『アイヌ語文法の基礎』かと思うのだが、100以上の数字については資料の乏しさからかお手上げ状態であった。しかし樺太アイヌ語の村崎氏の下記論文では樺太アイヌ語だけでなく北海道アイヌ語などの1000単位の数に言及があり必見。 https://t.co/btBcHL1Vmg
@sumida__tokyo それは根源を考えればという事で、10進法と20進法を行ったり来たりと揺らぎはあったようですね。直接的には近隣北方圏からの影響が大かと。 https://t.co/anhUaTWPUe
樺太アイヌ語の数詞 アイヌ語は 20進法。2はtu、10はwan。ところが20はtu wanとはいえない。hotという1単語で20。樺太アイヌ語も同様だが別途10進法があり、10はkunkutu,100はtanku。 https://t.co/iszZtJgn6z
「小さなアイヌ語教室 モシリ」を拝見するとアイヌ語数詞の複雑さにつき問題提起している。 その点、樺太方言はすっきりしている。 http://t.co/xwdvNEn9 解のひとつかも。

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編集者: 78
2021-09-03 06:02:51 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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