著者
永野 正宏
出版者
北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センター
雑誌
北方人文研究 (ISSN:1882773X)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.1-23, 2011-03-31

The Hakodate magistrate (bugyo) vaccinated the Ainu people for smallpox during the period from 1857 to 1859. Previous studies state that the Ainu people fled to the mountains for fear of the smallpox vaccination. This paper aims to clarify the actual situation that led to the Ainu people fleeing to the mountains and the factors that caused it. In section I, I studied all resources concerning the above-mentioned situation in previous studies. My research shows that the fleeing of the Ainu people to the mountains was recorded only in four places (yamukusinai, mororan, yuuhutu, and horobetu in east Ezo). In section II,I examined other resources concerning the smallpox vaccination and verified that the Ainu people reacted differently toward the smallpox vaccinations. In section III, I verified that one of the factors that caused the Ainu people to flee to the mountains was the attitude of the local administrative officers who forced them for the vaccination. Future research should clarify the reason for the emphasis on the Ainu people fleeing to the mountains in the historical study of the smallpox vaccination for the Ainu people.

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[アイヌ][山逃げ]

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今よりもっと酷い時代もあったのかもしれない。 しかも日本初の強制接種はアイヌに対してなされたようだ。 アイヌの人達は山まで逃げていた。 https://t.co/EdKJBi3X73 https://t.co/CZ97XL662g しかも、今は都合が悪いから隠したのか知らないが、戦前の研究で平取アイヌの梅毒研究があった筈。
永野 正宏「1857~1859年における箱館奉行による種痘の再検討」最終閲覧日:2019/9/13 online: https://t.co/hQblfe1tZJ
永野 正宏「1857~1859年における箱館奉行による種痘の再検討」最終閲覧日:2019/9/13 https://t.co/hQblfe1tZJ
@hourai_222 種痘を実見したユウフツの乙名が種痘を「心易き御療治」と評価していること、「申諭」した結果「種痘御願」申し上げたアイヌがいたこと、アイヌが種痘について説明すれば他のアイヌも「承服」するという認識があったことがわかる。 https://t.co/hQblfe1tZJ
@m_9_fuji 種痘を実見したユウフツの乙名が種痘を「心易き御療治」と評価していること、「申諭」した結果「種痘御願」申し上げたアイヌがいたこと、アイヌが種痘について説明すれば他のアイヌも「承服」するという認識があったことがわかる。 https://t.co/hQblfe1tZJ
上記のリンクが間違っておりました。下記を参照してください。 https://t.co/hQblfe1tZJ
上記のリンクが間違っておりました。 下記を参照ください。 https://t.co/hQblfe1tZJ
永野 正宏「1857~1859年における箱館奉行による種痘の再検討」最終閲覧日:2019/9/13 https://t.co/hQblfe1tZJ
永野 正宏「1857~1859年における箱館奉行による種痘の再検討」最終閲覧日:2019/9/13 https://t.co/hQblfe1tZJ
「つまり、多くの先行研究で描かれてきた「山逃げ」は、2点の根拠史料に基づく、東蝦夷地内浦湾沿岸付近の4地域の出来事でしかなかったといえる。」永野 正宏「1857~1859年における箱館奉行による種痘の再検討」最終閲覧日:2019/9/13 https://t.co/hQblfe1tZJ
北方人文研究第4号、論文1本目は永野正宏「1857~1859年における箱館奉行による種痘の再検討」。種痘に対するアイヌの「山逃げ」について歴史資料から実態と要因に迫ります。http://hdl.handle.net/2115/45280

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