著者
山下 好孝
出版者
北海道大学留学生センター = Hokkaido University International Student Center
雑誌
北海道大学留学生センター紀要
巻号頁・発行日
vol.11, pp.76-89, 2008-03

現在、日本語教育の発音指導には拍を基本としたものが多い。しかしながらこの拍の感覚を外国人学習者が身につけるにはかなりの困難をともなう。そこで、発音指導で拍ではなくリズム単位(フット)を導入することを試みた。さらに、動詞の発音指導にさいし、フットの区切りを従来の語頭からではなく語末からカウントすることを試みた。以上のような工夫を通じて、学生のパフォーマンスに向上が見られた。動詞の辞書形、ナイ形、テ形などでアクセントのルールが統一できたため、学生の自立的な発音学習に寄与できた。

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発音のことで知り合いに相談したら、これを紹介してもらいました。 アクセントの核は長い音節と知覚されるから、表記に「う」をプラスするのではないかとか、フットの区切り方とか、他にもいろいろ学びがありました。 https://t.co/lk1akPX1or

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