著者
江間 有沙
出版者
北海道大学高等教育推進機構 高等教育研究部 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
雑誌
科学技術コミュニケーション (ISSN:18818390)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.3-16, 2015-12

科学技術と社会の関係が複雑化している現在,「科学技術と社会」関連の授業を開講する大学は今後増えていくだろう.本報告では,科学技術を支える制度や仕組みを理解するための授業プログラムを紹介する.本授業プログラムでは,大人数(300人以上)でピアレビューなどのグループワークを行ったり,実験レポートを作成する課題をこなしたりすることによって,文科系の学部学生にテクノロジー・アセスメントや研究倫理について体験的な理解を促すことを目的としている.これらのグループワークやレポート課題には,大学生として身につけてほしいリサーチリテラシーやビジネスメール・告知ビラの書き方など実践的方法を学べる工夫も施されている.また授業で扱った概念や事例を4コマ漫画で説明する課題をこなすことによって,文科系の学部学生が科学技術を身近に感じ,彼らの日常生活に引き寄せて考えられるような「科学技術と社会」の授業とすることを目的としている.

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江間さんが2年前に行った「科学技術と社会」に関する授業の記録(https://t.co/1aEOaxITK7)を読んだ。単位取得者が350名位、レポート課題5回、掲示板での議論あり、ほぼ毎授業でグループワークあり、TAなしで15回の授業。圧倒されるだけでなく、いろいろ勉強になる。

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