著者
岸田 直樹
出版者
北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
雑誌
科学技術コミュニケーション (ISSN:18818390)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.107-125, 2021-08

筆者は総合診療医・感染症医として診療の現場に立つだけではなく,一般社団法人Sapporo Medical Academyを立ち上げ,医療コンサルタントの仕事も行なってきた.2020 年以降は,札幌市の危機管理対策の新型コロナウイルス担当参与を務め,行政とともに対策にあたるとともに,個人として新型コロナウイルス感染症の情報をTwitter やマスメディアで積極的に発信してきた.本講演では,まず札幌市の新型コロナウイルス対策を振り返る.次に,新型コロナウイルスの問題は10年前からあった医療における様々な社会課題が顕在化したものであり,薬剤耐性菌の問題や2025 年問題など,より広い視野で医療の問題に取り組むことが次の10 年に向けて重要であることを述べる.また,これらの問題や筆者の経験をふまえ,論理だけではない,信頼や共感といった感情的要素をも重視した発信の重要性を紹介する.

言及状況

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@tsuruhado @osaka_seventeen @chiqfudoki ありがとうございます。確かに、感染予防効果を示している可能性はあると思います。 行政検査を受ける主な人の属性と、ワクチン接種する主な人の属性が異なるので、おそらく、まだデータの精査が必要で、まだ岸田氏も感染予防に効果があると断言できていないように思います。 https://t.co/mg1aNIk6Yh

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