- 著者
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薬袋 秀樹
- 出版者
- 日本図書館情報学会
- 雑誌
- 日本図書館情報学会春季研究集会発表論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2018年度, pp.27-30, 2018-05
研究の目的は「公立図書館の最低基準」(1950)に関する議論の特徴を明らかにすることである。関係文献を収集し分析した結果、次の4点が明らかになった。①図書館法との関係については、5つの考え方を把握する必要がある。②達成率の低さについては1950年代の図書館活動を検討すべきであり、達成率の相違の原因として終戦直後の図書館事情が考えられる。③地方分権政策への対応、基準の早期の改訂の試みが必要であった。④議論の積み重ねが不十分である。