著者
岡崎 敏雄
出版者
筑波大学一般・応用言語学研究室
雑誌
言語学論叢 オンライン版 (ISSN:18826601)
巻号頁・発行日
no.第3号 (通巻29号), pp.1-17, 2010-12-31

海外年少者日本語教育のあり方について、第一に、その理念となる「意味の生態系の育成としての言語教育」の骨格である生態学的リテラシーの育成として、「世界人口67億のうち10億の人口が飢餓の下にあることをも明示的に捉えた構造的理解に至る世界の能動的認識」に基づく意味・「人間生態系と自然生態系の相互作用、相互交渉的性格をなす実践」に基づく意味・「生きるための意味、及び意志の形成の下における実存」に基づいて捉えられた事象の意味の、生態系の育成、第二に、その基礎となる言語生態学と言語教育の関係、及び第三に、海外年少者日本語習得の習得論上の基盤をなす「言語生態学における言語習得の捉え方」について論ずる。

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岡崎敏雄「言語生態学に基づく海外年少者日本語教育学原論:意味の生態系育成としての言語教育」https://t.co/tdhD9VwsOD

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