著者
大熊 榮
出版者
筑波大学現代語文化学系
雑誌
言語文化論集 (ISSN:03867765)
巻号頁・発行日
no.61, pp.45-118, 2003-01-27

この論文の目的はルシュディが掲げる「複合自我」概念における「歴史」的位相を、第二作『真夜中の子供たち』の分析を通じて明らかにすることである。これは第一作『クリスマス』が「複合自我」の「多面的実体」を象徴的に示そうと ...

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