著者
Mogi Kiyoo
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大學地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.99-134, 1958-07-23

噴火の際に火山周辺の地殻が著しく変動することは,古く1910年の有珠山の噴火の場合に大森博士によつて精密水準測泣が行われて以来,主な噴火について同様の測量が実施されて,次第に明らかになつて来た.これらの火山周辺の地殻変動に関する研究は必ずしも少なくないけれども,火山の噴火の機構との関係としてその火山学的意味を吟味したものはほとんど見られない.本論文ではこれまでに得られた測量の結果を調べて地殻変動の特性及び,噴火現象との関係を明らかにすることを試みた.

言及状況

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浅い地下の変動を見るには短い基線のデータが大事、は山川茂木モデル(Mogi, 1958)の応用ですね http://t.co/tjnHx6HQrl https://t.co/FA0bCtWL45
Mogi(1958)は火山の地殻変動に関するいわゆる茂木モデルの論文。図4abは地殻変動が大きく出る範囲が圧力源の深さに強く依存することを示す大事な図(1957年の「火山」の邦文の論文には出ていない図だと思う) http://t.co/tjnHx6HQrl

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